初めに
M1のMacでRubyをインストールしたときの忘備録。
インストールに必要なものは下記の4つ。
- Xcode … Homebrewに必要
- Homebrew … 不足しているライブラリをインストールしてくれるソフトウェア
- rbenv … Rubyのインストール、バージョン管理が便利なソフトウェア
- Ruby … Ruby本体
Xcodeのインストール
Xcodeは統合開発環境です。iOSアプリ開発などに用いられます。ただ、11GB以上も容量があるのでインストールに時間もかかるしMacのストレージも圧迫します。個人的に今後iOSアプリを開発したりするのでインストールしましたが、Xcodeを使う予定のない場合はXcodeに含まれる”xcode-select”だけインストールする方法でもOKです。
Xcode本体をインストールする場合
AppStoreから”xcode”と検索してインストールを実行。ひたすら待つ。
xcode-selectのみインストールする場合
Macのターミナルを開き、下記を入力します。($は入力しない)
$ xcode-select --install
インストールができたらパスを通します。
$ sudo xcode-select --switch /Library/Developer/CommandLineTools
下記のコマンドでxcode-selectのバージョンが表示できたらインストール成功。
$ xcode-select --version
Homebrewのインストール
Homebrewの公式サイトに表示されている1行のコマンドをコピーし、Macのターミナルに貼り付けて実行します。実行後、Enterキーの入力やMacのパスワードの入力を求められますが表示に従い実行していきます。
インストールを実行後、”Next Step: ” として追加作業が表示される場合は、表示されているコマンドを実行します。
$ echo 'eval $(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)' >> /Users/ユーザー名/.zprofile;
※ユーザー名はターミナルの先頭に表示されている部分。(ユーザー名@xxxxxxx ~ %)
下記のコマンドでHomebrewのバージョンが表示されればインストール成功です。
$ brew -v
rbenvのインストール
下記のコマンドを入力し、Homebrew経由でrbenv(と ruby-build )をまとめてインストールします。brew経由でインストールすることで、rbenvに必要な他のライブラリも自動でインストールしてくれるようになります。
$ brew install rbenv ruby-build
パスを通すため、まずは下記のコマンドを実行します。
$ rbenv init
下記のように返ってきたら、
# Load rbenv automatically by appending
# the following to ~/.zshrc:
eval “$(rbenv init -)”
下記のようにコマンドを実行しパスを通します。環境によって赤字と青字の部分は書き換えてください。
$ echo ‘eval “$(rbenv init -)”‘ >> ~/.zshrc
Rubyのインストール
下記のコマンドでrbenvがインストールできるRubyのバージョンの一覧を表示します。
$ rbenv install --list
インストールしたいバージョンを下記のコマンドでインストールします。下記はバージョンが3.0.0の例です。
$ rbenv install 3.0.0
インストールしたバージョンを使うことを設定します
$ rbenv global 3.0.0
最後に、Rubyのバージョンが意図したものになっているか確認します。
$ ruby -v
もしインストールしたバージョンになっていない場合は、ターミナルまたはMacを再起動してみる。